中国では春節(旧正月)や結婚式などのお祝いの席、家族や親戚が集まったときなどに餃子を食べます。
春節になると、街は赤や金色の装飾であふれ、新年を祝う雰囲気の中、家族や親戚が集まってともに餃子を食べるのが中国の風習です。
餃子を食べないと新年を過ごした気がしないのが中国人なんですね。日本のおせち料理みたいな感覚です。
ではなぜこのように餃子がおめでたい料理とされ食べられるようになったのか。それには2つの説があるようです。
餃子がおめでたいとされる説① 子宝に恵まれる
一つ目は、中国語で「餃子(ジャオズ)」の発音が子宝に恵まれるという意味の「交子(ジャオズ)」に似ているからという説。
新婚夫婦が子宝に恵まれるように結婚式で食べるようになったとされます。子孫繁栄の縁起物としてたべられるようになったんですね。
1979年から一人っ子政策が続いてきた中国ですが、それ以前はたくさん子を持つことが良いとされていました。
餃子がおめでたいとされる説② 中国の昔の貨幣に似ている
2つ目は、中国の昔の貨幣に似ているという説。古代中国で使われていた馬蹄銀に似せて作られていることから、お金持ちになって幸せになるための縁起物となったという説です。
新年に餃子を食べることで財運に恵まれることを願っているんですね。確かに半円型が餃子に似ています。まさに金運アップの食べ物。
どちらの説もうなずけるものがあります。餃子は中国の国民食として、長い年月をかけて受け継がれてきた料理なんですね。
どの時代の人からも愛され、食べられ続けている餃子ってやっぱり偉大ですね。
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